こんにちは!きょうか(@kyokara_com)です!
未経験でIT企業に入社した場合、
「最初の仕事はテストから」
ということを、よく聞くと思います。
が、
実際そのテストってどんな仕事なのよ?
って思いますよね。
今回は、未経験でIT企業に入社した私の経験を元に
- テスト業務の具体的な内容
についてお話ししていこうと思います!
テストってどんな仕事?
テスト業務を簡単に説明すると、
品質を担保するため、システムが正しく動作しているか?不具合がないか?などを調査する仕事です。
例えば、
という仕様があったとします。
実装されたシステムは、この通りに動作していなければなりません。
ですが、実際にシステムを使って動作確認をしてみた時
となっていれば、仕様の結果と異なるので不具合となります。
このような不具合を残したまま納品してしまってはいけませんよね。
テストというのは、開発されたシステムを徹底して調査しなければならないとても重要な仕事なんです。
テストの具体的な仕事内容
テスト実施
まず最初は簡単なテスト実施から始まります。
実際にシステムを動かしながら、仕様書(テストの手順が書かれたもの)通りに確認を行っていきます。
基本的には書かれていることをそのまま確認するだけなので、比較的未経験でも簡単にできる仕事です。
ですが、感覚的なことまでは仕様書に書かれていないので、
「使いにくいところがないか」
「見にくいところがないか」
などの操作性も確認していくことが重要です!
エビデンス作成
テスト実施の結果を記録するため、エビデンスというものを作成します。
確認した動作一つ一つを画面キャプチャし、コメントや印をつけながら
「こういう手順でこの結果になったからOK、NG」
ということを残していくんです。
エビデンスの取り方は案件によって異なります。
不具合のエビデンスだけ残す場合や、不具合の有無にかかわらず全てのエビデンスを残す場合など様々です。
エビデンスを全部残すとなるとテスト実施よりもエビデンス作成の方が圧倒的に時間がかかるので結構大変です…

不具合の箇所は同じ操作で再現ができるように画面キャプチャやコメント、
使用したデータなどをしっかり残しておくことが重要です!
バグ修正の確認
テスト実施で不具合が出た箇所は、実装担当の方に修正してもらいます。
修正したからOK!ではなく、再度きちんと確認を行います。
バグの修正確認に関してもエビデンスを残します。
バグが修正されたことによって他の箇所に不具合が発生していないか、ということにも意識しながら確認していくようにしましょう。
仕様書作成
テスト実施にある程度慣れてきたら次は仕様書を作成します。
テスト実施の際に見ていた手順書です。
一つの動作に対して行われる操作やその結果のパターンを全て洗い出し、テスト観点をまとめていきます。
「どういう場面でこの機能が使われるのか」
「なぜこのような結果になるのか」
などを理解した上で仕様書を作成しなければならないので、システム全体や機能ごとの仕様をしっかり把握しておく必要があります。
誰が見ても迷うことなく動作確認ができるということを意識して作成していくことが大切です。
分かりやすく書くってめちゃくちゃ難しい…!!!
テストデータ作成
テスト実施に必要なデータを作成していきます。
私がテスト業務の中で最も難しいと感じたのが、このテストデータ作成です。
なぜかというと…SQLの知識が必要だからです。
SQLとはデータベースを扱う際に必要な言語です。
難しそうな感じがしますよね…
私もSQLの知識がないうちはかなり苦戦していました。

でも大丈夫です!
この1冊があれば、SQLはもう怖くないです。
勉強はもちろん、テスト実施や仕様書作成をしていくうちにしっかり身についていきます。
全く理解していなかった私も、テストデータを作れるぐらいには成長しました!
テストデータを作る場合は、テスト観点ごとに対象のデータが分かるように工夫しておくことが大事です!
テスト業務で経験できることはたくさんある!
今回は、私が経験した具体的なテスト業務についてご紹介しました。
未経験からテスト業務をスタートした私は、仕様書に書かれていること自体が全く理解できないというようなレベルでした。
ですが、経験を積んでいくにつれて仕様書作成やテストデータ作成までもできるようになったんです。
他にもExcelを使えるようになったり、ブラインドタッチができるようになったり、IT業界に限らず役立つスキルも身につきましたよ!
このように、テスト業務を通じて成長できたことがたくさんあります。
難しい仕事をを任された時「できる自信がない…」と思ってしまうこともあるかもしれませんが、確実に自分の力になっていくので積極的に挑戦してみてくださいね!