持ってるだけで、現役で仕事をしているわけではありません。
短大を卒業してから厨房の栄養士として働いていましたが、1年で辞めました。
今回は、「私が栄養士になるまで」についてお話ししたいと思います。
- これから栄養士を目指そうと思っている
- 現在栄養士を目指している
- 栄養士の仕事をするか迷っている
という方に読んでいただきたい記事になっています。
栄養士になろうと思ったきっかけ
私が栄養士になろうと思ったきっかけは、
「”栄養士”ってなんかかっこいいな」
「資格持ってたら将来的に役立つかな?」
「料理できひんし花嫁修行になるかな?」
というすごく漠然とした考えで、大した理由はありませんでした。
四大に行くほど勉強もできないしやりたいこともない、でも短大ぐらいは出ときたい。
そう思って自分の役に立つものを考えた時、パッと思い浮かんだのが栄養士だったんです。
通う短大も、家から近い方がいいという理由で決めました。
入試も推薦入試だったので、面接を1回して終わり。
なんとなく決めたことが予想以上にあっさり進んで、
本当にこれでよかったのか?
と思う時もありましたが、栄養士になるというこにワクワクしている自分もいました。
私が想像していた栄養士とのギャップ
私が想像していた栄養士というのが、短大に入学してから全然違うということに気付かされました。

栄養士の勉強
栄養士の勉強って、この野菜にはこんな栄養があって…とか、こう言う食べ方をしたら痩せる…とかだと思ってたんですね。
ほんと舐めてますよね(笑)
こんな内容の勉強もするんですが、実際は
- ヒトのからだについての細胞レベルで勉強
- 原子記号いっぱいの化学
- 法律の勉強
- 実験、実習
甘く見すぎていた私は本当に痛い目をみました。

栄養士の働き方
栄養士の仕事は、栄養指導がメインだと思ってたんです。
「血圧が高めなので減塩の食事にしていきましょう」
「摂取カロリーが不足してるので、少量でもカロリーが摂れる食事にしていきましょう」
……みたいな。
もちろんこんな仕事もあります。
あるんですが、実際はほとんど厨房での調理業務なんです。
学校の給食とか社員食堂でご飯作ってる人です。
ですが私は厨房業務の栄養士をしたいと思えなかったんです。
元々料理ができなかった私は、調理実習が嫌いでした。
それに加え厨房の中は暗くて狭いし、なんか担任はピリピリしてるし、全然楽しくなかったんですよね。
実際働いてもこんな感じかな〜と想像すると、どうしても厨房は嫌やなと思ってしまったんです。
栄養士の仕事に対して考え方が変わる
厨房業務は嫌だと散々言っていたのですが、「美味しかった!」の一言でその気持ちが180度変わったんです。
学外実習とは、実際に施設で働く栄養士さんの元で研修させていただくというものです。
指導してくださる栄養士さんもめちゃくちゃ優しかったので楽しく研修させていただけました。
1週間の研修が終わった頃、
保育園での研修がきっかけで、
厨房の栄養士として働きたいと思うようになっていました。
介護施設の栄養士になる
私は介護施設の栄養士として就職しました。
保育園での研修が終わってから、やっぱりこの仕事にする!と決めたので
それから再び就活をし、実際に内定をもらったのは卒業間際の12月とかだった気がします…
今思うとギリギリすぎて恐ろしい…
厨房業務は体力仕事なので本当に大変でしたが、
「今日はなに作ってくれるの〜?楽しみやわ〜」
「今日も美味しかったよ〜ありがとうね〜」
という利用者さんの言葉がやっぱり嬉しくて、私の頑張る理由になっていました。
気づけば私は、
どんなメニューにしたら喜んでくれるだろう?
利用者さんの「次は〇〇が食べたい!」というリクエストは叶えてあげたい!
ということを考えるようになっていました。
きっとこれが、私にとっての栄養士として働く楽しさだったのかなと思います。
それでも楽しさとは別に悩みがたくさんあって、
ストレスを抱え込みすぎてしまい1年で退職することになりました。
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栄養士になれてよかった!
今になって改めて思い返してみても、
あの時栄養士の仕事を辞めたことは、全く後悔していません!
むしろ、たった1年だけでも栄養士の仕事ができて本当によかったと思っています。
栄養士として働いた1年間で得られたものはたくさんありました。
栄養についての知識が豊富になったり
健康な食事を意識できるようになったり
いろいろありますがその中でも
料理ができるようになった!
というのが最大の収穫です(笑)
私は全くと言っていいほどに料理ができなかったので、
これは本当によかったなと思います。
日常生活で一番役立ってます!(笑)
仕事を辞める辞めないって重要な選択だと思うけど、
どっちを選んでも全部自分の経験として残るし、
その経験に無駄なことなんて何一つないと思ってます!